明日ハ晴レカナ曇リカナ

風野潮さんの『明日ハ晴レカナ曇リカナ』(文藝春秋社)を、読ませて頂きました。

前作『小さな空』の五年後の、岩本家と十和田家の物語でした。
太一も慎二も、それから風希子も中学生に。
中学生といえば難しい時期、時に泣いたり、時に泣くのをこらえたりしながら、みんな何かを乗り越えていくのでした。また、主人公光江も、子供たちと共に、自らの人生を一歩一歩進んでいきます。

あれこれトラブルが起きるのに、それは痛々しい事であったりするのに、物語にはやさしいそよ風が吹いていました。
風野さんの物語は、だから不思議です。登場人物たちの心に寄り添い、丁寧に丁寧に書かれているからでしょうか。
登場人物たちの心も、文章もとても繊細。

読ませてもらって、ああ、良かった……と思えた一冊でした。
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by honnara-do | 2010-05-18 00:56 | | Trackback