『ヴァンパイヤの恋人』

『ヴァンパイヤの恋人〜誓いのキスは誰のもの?〜』越水利江子・著(ポプラ社)を、ご紹介します!

 物語はいきなり主人公ルナが、母親を失い、一人ぼっちになってしまうところから始まります。孤独で胸がはりさけそうなルナのところへ、ランスロットと名のる老紳士があらわれます。実はこの老紳士、死に別れたはずの父親に仕える執事だというのです。執事は、ルナをブルッド・ブラザー島に連れていきます。そこには、ハーフムーン・スクールがあり、ルナはスクールの寄宿舎に入ることに。
 ハーフムーン・スクールで出会う美しき者登場人物たち、フィオナ、エルゼァール、アダム、ギディオン。やがてルナは、ブルッド・ブラザーがヴァンパイヤの島であることを知ります。
 極上のロマンチック・ホラーです。ルナは、いったい誰の恋人になるの!?

 ヴァンパイヤ、孤独な身の上の少女、美少年。謎の大金持ちの父親、執事、寄宿舎。このワードを並べただけでも、ドキドキですよねえ。舞台は架空の島ですが、ヨーロッパのどこかの街のよう。ゴンドラが出てくるあたり、ベネツィアがモデルなのかなあーなどと想像したりして。どっぷり耽美な世界にひたれる一冊なのです。
 あとがきに、萩尾望都さんの『ポーの一族』のことが書かれています。わたしも『ポーの一族』には、はまりました。エドガーというヴァンパイヤには、かなり長い間、そりゃもう真剣に恋していました。
  続きの2巻は、8月発売予定だそうです。越水さんの描くヴァンパイヤ、この先が楽しみでなりません!
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by honnara-do | 2012-06-22 03:36 | | Trackback