『オムレツ屋へようこそ!』

『古道具ほんなら堂〜ちょっと不思議あり〜』の、6刷目のお知らせをいただき、ああ、これで、お正月のお餅が買えるわ……という12月も半ばを過ぎた今日。
あと10日ほどで、今年もおしまいなのですねえ。

たまっているレビュー、何とか今年中には〜(汗)

さて今日は、童話塾でお知り合いになった西村友里さんの御本です。
『オムレツ屋へようこそ!』(国土社)
 桜小路商店街にある「オムレツ屋」で、くらすことになった尚子。
そこは、伯父さんが経営する洋食屋さんでした。オムレツが、とてもおいしいと評判のお店です。
母さんの仕事の都合で、尚子は伯父さんたちにしばらくお世話になるのです。
伯父さんの息子、和也となかよくなった尚子は、和也のふたごのお兄ちゃん敏也のことで、和也がいろいろ思い悩んでいることを知ります。子どもの頃に病気をして、今でも足が不自由で身体が弱い敏也に、家族はかかりきりでした。そして和也は、いつもがまんばかり。
一方、敏也も、悩んでいました。
また、尚子も。尚子の母さんも。
「家族ってさ、だれかがだれかのために、がまんするもんじゃないよね」
このセリフが投げかけられた時、そうだよねえ、でもねえと思いました。
家族というのは、なかなか難しい関係です。
主人子の尚子は、そして和也、敏也、尚子の母さんは、どのように答えを出すのでしょうか。
難しくて重いテーマを描きつつ、物語にはさわやかな春風が吹いています。
しっかりとした文章であって軽やかでもある、西村さんの筆力のなせる技だなーと思いました。
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by honnara-do | 2012-12-21 02:06 | | Trackback