『走れメロス/くもの糸』

太宰治と芥川龍之介のリライトしました。
「走れメロス」と「蜘蛛の糸」と「杜子春」の3作です。
昨日、学研プラスから発売! タイトルは『走れメロス/くもの糸』ですよ。

3作とも学生時代に読んでいますが、今あらためて読んでみると、昔には感じなかったことを感じました。
まず、太宰の苦悩を書く「粘り」が、すごい。
そして、芥川の文章は本当に美しい。無駄がないし、比喩は品があるし。
大作家の名作をリライトするなんて、と、とんでもない! と思いましたが、何事も挑戦。やってみるとけっこう楽しかったです。いい勉強にもなりました。

カラーイラストがいっぱいで、読書が苦手な子どもたちも、飽きずに読めるように工夫されています。これで興味を持った子には、ぜひ実際の芥川や太宰の文章を読んで欲しいです。
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by honnara-do | 2017-06-28 16:18 | | Trackback

作家・楠章子のきまぐれ*のんびりブログ*日々のささやかなことを書いていこうと思います


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