カテゴリ:本( 246 )

クローバー

大学の後輩でもあり、プレアデス同人でもある中西翠さんのデビュー作『クローバー』(講談社)を読みました。
中学生を主人公にした、さわやかな読み物でした。
舞台は図書室。四つ葉のクローバー探しをベースに、初恋と友情にゆれる主人公好葉(このは)のたどたどしい気持ちが、感性豊かな文章で綴られていました。一章一章、文字を味わうようにして読みました。中西さんの文章は、本当にセンスがいいのです。


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by honnara-do | 2009-12-02 12:37 | | Trackback

黒い家

忙しいので、この頃の読書タイムは通勤電車の中だけですが、お借りしている本頂いた本……ちゃんとお借りした順頂いた順に、読ませてもらっています。

やっとTさんにお借りしていた(おすすめの)貴志祐介の『黒い家』を、読み始めました。
いやー、すごく怖い!おもしろい!
自分ではなかなか買わないジャンル・ホラーサスペンス。読んでみると、はまるはまる。
保険金殺人を描いた小説なのですが、よく出来た心理ホラーなのです。映画化された時には、黒い家に住む夫婦の妻役を、大竹しのぶさんが演じたそうです。この妻が曲者で、物語は怖い方へどんどん進んでいくのですが、大竹さんの演技がこれまたものすごく怖いとのこと。DVD借りてみようかな。
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by honnara-do | 2009-11-14 02:23 | | Trackback

縫ってもらった長襦袢

K出版のTさんに、梅田でお会いしました。
関西出張のついでに、時間をとって下さったのです。先日のYさんといい今日のTさんといい、東京の編集さんと関西でお会いできるのは、とてもありがたい。
Tさんとは初めてお会いしたけれど、大学時代の恩師川村たかし先生のこともご存じで、お話していてまるで初対面という感じがしませんでした。
先日毎日新聞に連載した「つきよ、ぎく」に、手を入れることになりました。初対面のお兄さんに小さな子がくっついていくのは、NGだそうです。下町育ちの私はそういうのに無防備で、全く気にせず書いていましたが、指摘されればそうだなあ。あと、長さの調節をすることになりましたが、ストーリーなどは変更しなくて良いようです◎
父が倒れたのをきっかけに、しばらくは書くのをセーブしてアルバイト優先の生活をするつもりでしたが、事情がいろいろと大きく変わってきました。悩みましたが、アルバイトを減らして書くことにしました。そう決めました、もう迷うまい。

今日になって急に寒くなりました。着物を着るにはいい気温でした。せっかくなので、打ち合わせに着物で出かけました。
お友達のノリルダさんに縫ってもらった長襦袢に、初めて袖をとおしました。ノリルダさんは和裁師のたまごさんです。いや、もうひよこさんです。まだ和裁学校に通っておられますが、りっぱにお仕事されています。「まだまだです」とおっしゃるけれど、縫って頂いた長襦袢、ばっちりでした。
ちゃんと寸法を測って縫ってもらったオーダーメイド! 私の身体にも着物にもぴったりで、感激しました。こんなにもサイズがちょうどだと、気持ちいいものだなんて。
写真一枚目が、その長襦袢。渋好みの私の趣味で、モカブラウンの生地。ネットオークションで落札した反物で縫ってもらいました。二枚目は、今日の着物。母のお下がりです。帯は秋なので、紅葉や秋の花の織り込まれたものを。久しぶりに着たら、ぐずぐずになってしまいました。忙しくても、やっぱり月に何度かは着物にしよう。反省。
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by honnara-do | 2009-11-02 22:52 | | Trackback

児童書の世界でも、文庫が増えてきています。
かばんに入れやすいサイズで、価格も手頃。とにかく手にとりやすい。本屋事情まで考えれば、限られた書棚スペースにも、小さいからたくさん並べられるという利点もあるのでしょうか。
各出版社が、それぞれ工夫した楽しい文庫シリーズを、どんどん広げています。

最近、二冊の児童書文庫(角川書店と講談社の)を読ませて頂きました。

一冊は、師匠越水利江子先生の『恋する新撰組2』(角川つばさ文庫)
剣士になるのが夢という13歳の女の子、空ちゃんが新撰組と出会う物語です。
空ちゃんは、近藤勇の妹という設定で、沖田総司に恋をします。これだけで、新撰組好きには、もうどきどきの内容♪この2巻では、空ちゃんと総司の距離は、ぐぐぐっと近づきます。胸キュン☆
総司のことは、わたしが守るんだと、泣きながらも心に誓う空ちゃんは、けなげで強くてまっすぐで、本当にいい子。かわいいです。
新撰組や時代背景も、ていねいにわかりやすく書かれていますので、勉強になります!3巻も楽しみ♪

二冊めは、服部千春さんの『ここは京まち、不思議まち』(講談社青い鳥文庫)です。
京都へ越してきた愛香は、小学5年生。おじいちゃんのところに、少しの間、お世話になります。おじいちゃんは、商店街で花屋&喫茶店を営んでいます。その商店街にある不思議堂というお店。その店主のおとめさん、商店街を守る猫たち。おぼこさん……担い手……。次々と「それ、何?」と気になるものが出てきて、あっという間に読めてしまいました。

私も、文庫デビューしたいなあ。

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by honnara-do | 2009-10-15 22:28 | | Trackback

ひろすけ童話賞

拙作『はなよめさん』(ポプラ社)が、ひろすけ童話賞の最終選考に残っていたようです。
受賞できなかったのは残念ですが、最終選考まで残れたのは嬉しい。
けど、やっぱり残念は残念。この賞、この作品に限らず、最終選考までいってダメだったことが他にもあったなあ、私。えっと、あれとあれと……あれと。

きみはお嬢様ぶっている、もっと全て投げ出して書けと、以前からとある二人の男性に言われています。そのお二人に接点はなく、なのに、そのお二人は申し合わせたように同じ事を言われる。
せいぜい苦労すればいい……という言葉も、最近、その二人からいただきました。突き放したような、とても冷たい言葉のようだけれど、私は、愛のこもったエールだと思っています。(勝手に……前向き解釈)
それで、ここ数ヶ月に、わわわっと襲ってきた苦労の数々も、「なに、くそー!」って感じで乗り越えています。せいぜい苦労すればいいと言われたから、せいぜい苦労してやる〜!って。

お二人が「よし、やっと書いたな」と言ってくれる作品が書けたら、それはいい線いくのかも。今日も、実はまた頭の痛いことが起こり、そのことを考えすぎて本当に頭痛がひどいですが……やけにならず、しっかり現実を見つめて生きよう、ペンを捨てずにやっていこうと思うのでした。
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by honnara-do | 2009-10-08 00:09 | | Trackback

新幹線の中では

新幹線の中では、まずお弁当を食べ、たっぷり文庫本を読み、そして少し寝ます。
いつもだいたい一人だと、このパターンです。
旅に出ると、この時間がとても贅沢。電車での読書は、すごく集中できていいです。

今回は、お友達が貸してくれた文庫本『結婚詐欺師』を読みました。乃南アサの本です。
さくさく読めて、行きの新幹線で上巻を、帰りに下巻を読破しました。私にしては、かなり早く読めたほうです。
騙された女性たちのプライドと執着心に、泣けました。詐欺師の男の正体を、おそまつな男に描いたのは、女ならではと思いました。男の作家が描くと、詐欺師の男はかっこいい男のまま終わる気が。

さて、新幹線を降りたら、その場からまたあわただしい生活がスタート。
まずは、新聞連載の校正を、最終回までしました。アルバイトに行き、たまった洗濯をし、両親の家をのぞき、猫の遊び相手をし、書き直し原稿を少しだけ進めました。
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by honnara-do | 2009-09-19 03:49 | | Trackback

「家族狩り」

「おによろし」を読了し、かばんの中に再び入れた本は、文庫本です。
以前から、少しずつ読み進めては中断、読み進めては中断をくり返している一冊。
天童荒太さんの『家族狩り・文庫版』
この文庫本の表紙絵を描かれたのは、拙作『古道具ほんなら堂〜ちょっと不思議あり〜』(毎日新聞社)のさし絵も描いてくださった日置由美子さんです。日置さんの絵、すごく好きです。
いつかまた、一緒にお仕事させて頂きたい。

『家族狩り・文庫版』は、全部で五部。一冊ずつ大切に読んでいます。
今、三部め。叫びと、そして祈りのこもった物語です。
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by honnara-do | 2009-09-10 10:20 | | Trackback

おによろし

かばんの中には、たいてい本を一冊入れています。そして、電車やバスを待つベンチでとか、電車の中でとか、喫茶店でとか、少しでも時間があれば、それを開きます。

今、入れているのは、「おによろし」(てらいんく)という児童書。作者は畑中弘子さんで、私は畑中さんの太くて力強い文章が好きです。児童書といえど、大人が読んでも、深くて味わいのある短編集になっています。

いずれも鬼が登場するお話は、表題作の「おによろし」他「モクの鬼(き)」「鬼ずいか」「角姫さま」「かみなりだいこ」など10編。
どの物語ももの悲しく、でも、力あふれるような作品。私は、「モクの鬼(き)」が一番心に残りました。
脳出血による半身麻痺を乗り越えて描かれたかすみゆうさんの絵も、また力強く、すばらしいです。

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by honnara-do | 2009-09-07 21:40 | | Trackback

つきよ、ぎく

毎日新聞の大阪版で、童話の連載がスタートしました。
「読んであげて」のコーナーで、今日1日〜末まで。1ヶ月間の連載です。
タイトルは「つきよ、ぎく」
12月に掲載された「ゆずゆず、きいろ」の続編です。

今晩も、月がきれいですねえ。
「つきよ、ぎく」は、お月見と菊の花が、大切なアイテムとなっています。

さし絵は、「プレアデス」の表紙絵を描いて下さっている古味正康さんです。

関西在住で、毎日新聞をとってらっしゃる方は、ぜひご覧下さい。
関西在住じゃない方、毎日新聞を購読されていない方は、
ネットhttp://mainichi.jp/life/edu/yonde/でもご覧頂けます!
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by honnara-do | 2009-09-01 20:26 | | Trackback

宝物

昨日、深さが足りないという話になりましたが、深いところまで描ききった、すばらしい作品といえば、この一冊。私の宝物です。
越水利江子さんの『あした、出会った少年』(ポプラ社)

この本を読み終えた時、心が震えました。……って、大げさみたいですが、他に言葉が思い浮かばない。

師匠・越水先生の御本だからリップサービスという訳じゃなく、この本に出会って、私は越水先生の弟子になったのです。

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by honnara-do | 2009-08-25 20:27 | | Trackback