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おいもさん

朝。私は母のお世話&リハビリ、姉は父の内視鏡検査に付き添う。
小規模多機能施設の施設長さんも、父の方に来て下さって、何とか検査を終える。
検査拒否を心配していたが、一昨日より発熱し、その元気もない様子だった。
結果、大きな腫瘍らしきものはなく、ほっとした。
でも、小さなものはあり、それは組織検査に。
発熱の原因は、せっかく治りかけていた肺炎のぶり返し、それは誤嚥性肺炎の疑いが強いらしい。
とにかく食べていないのと、発熱のせいで、体力が落ちている。
リスクもあるが、栄養を血管から入れることになった。
元気がないせいか、心を入れ替えたのか、怒鳴る事はなく、小さな声で話していた。

母の方は痙攣の相談を、明日する事に。

午後から、頂いたおいもさんを煮た。
切ってみると、あら、まあ、オレンジ色!
めずらしいおいもさんといつものおいもさんを、一緒にことこと。
オレンジ色のおいもさんはやわらかく、煮るとクチナシを入れなくてもきれいな黄金色に。いつものおいもさんは、安定の甘さ。混ぜるといい感じのきんとんになった。

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by honnara-do | 2017-11-20 19:35 | 家族 | Trackback

ファイナルステージ

火曜日は、母の診察日だった。診察は父が入院している病院……診察後、いい機会なので、母を父の病室に連れていった。父はとても喜んで、母のためにまだ生きる、前向きに頑張ると言った。
ああ、良かったと思ったのだった。
が、昨日、大学帰りに病室に行くと、父はやはり食べず、リハビリもせず、わがまま放題の様子。食べたいというので買っていった箱寿司と串揚げは、だいぶ粘って少し食べてくれたが、あと一口だけ食べてと口に運ぶと、ぺっ!と、ベッドに吐かれた。めげずに何度か口に運ぶが、何度もぺっ! されて、さすがに疲れた。

父が食べない要因は、現段階ではわからない。
肺炎が治り、熱もなく、もうしんどそうな顔はしていない。床擦れも少し良くなってきている。食道や胃に、腫瘍や潰瘍があるのかもしれないが、便の検査では問題ない。
もし、いつもの「気分がのらないだけ、めんどくさい」という理由で食べない、動かないのだとしたら、先生がおっしゃった通り……もったいない事である。
命をつなぐかどうかの瀬戸際なのに。父という人は、これまで何でも何とかなるで過ごしてきたのだ。実際、何度も何とかならない状況になっているが、毎度誰かが助けてくれてきた。私だって、出来る限りの事をしてきた。しかし、今回ばかりは……。

月曜日に、本人は嫌がるだろうが、内視鏡で腸と胃を検査してもらう事にしている。
食べない理由は、わがままだけではないかもしれない。
でも、もし腸や胃にトラブルがあったとしても、もう少し前向きに謙虚に、人に感謝しながら、努力する事は出来ると思う。
人生のファイナルステージ、それでいいのかと、父に話した。
始めは馬鹿にするようにしか聞いていなかったが、私があまりに真剣なので、そのうちきちんと聞いてくれた(と信じたい)。
あと何年父が生きるかはわからないが、あと数日であれ、10年であれ、もうファイナルステージであると思う。
あと20年以上はさすがにないだろうし。

嫌われ、人を傷つけたまま、人生を終えるのでいいん?
私やお姉ちゃんやお兄ちゃんは、今回かなり向き合おうとしたけど、お父さんははそっぽを向いたまま。いいん?
これまでそれなりの愛情を持って育ててくれたはずやん、だから感謝してるし、いいお父さんでいて欲しいと思ってる。でも、これじゃ好きなままでいる自信ないわ。
どう人生を終えるかは、お父さんが選ぶことやけど。
食べる食べない、リハビリするしない、わがまま言う言わない、全部軽く考えてるんやったら、もう挽回出来ない段階やで。
しっかり考えてみた方がいいよ。

と、そんな事を話して、帰ってきた。

さて、今日はどうなっているのやら。

今朝は母の痙攣がひどく、心配。
このままおさまらないようなら、すぐに救急車を呼んで下さいとヘルパーさんに頼んできた。今から私は大学、姉はお店。
何があっても、お仕事はきちんと。これは介護をする選択をした時からの決め事なので。



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by honnara-do | 2017-11-16 13:32 | 家族 | Trackback

童話塾

土曜日は、京都で「童話塾 in 関西」だった。
この日のために一年間、何度も話し合ってきた。お祭りのような一日が、また今年も無事に終了。
参加して下さったみなさま、ありがとうございました〜

日曜日は、アミーニの「みてみてクラス」……こちらは、一年間の始まりの日だった。
生徒さんたちは、また一年かけて、一冊の絵本を創っていく。私は「あれこれ言う」立場なので、またいっぱいああだこうだ言うけど、タフなハートで頑張ってほしい!

今日、月曜日は、姉と一緒に、父の入院する病院に行ってきた。
リハビリに付き添い、先生と面談した後、食事に付き添った。
リハビリの時、父の態度の悪さ、口の悪さったらなかった(涙)
私と姉がそばにいて、まだましだったらしい。いつもはあれ以上なのか……はあ。
先生にも「難しい患者さんはいらっしゃいますから、ああ、でもかなり難しい方かな」と言われた。笑って流して下さる先生が、頼もしい。でも、看護師さんの中には、本気で「嫌や」と思っている人がいるかも(涙)
食事は、小さな野菜焼き一枚を食べてもらうのに、三時間もかかった。
「気分がのらない、今は食べたくない」という父と「じゃあ、食べるまで帰らないから」と粘る私と姉。疲れたけど、少しでも食べてくれただけ成功かな。もう根気比べだ……ふう。
肺炎はよくなってきていて、酸素吸入しなくて良くなった。あとは「立てない、食べない」が改善されれば良いのだが。先生からは、入院前の状態に戻すのは大変かもと。
ああ、先のことは先で考えよう。今日は今日のこと、明日は明日のことを精一杯やるのだ。

帰って、たまった仕事を片付けた。
大学のシラバス提出、新刊のための校正など。
というわけで、今日の精一杯は、これから母と一緒に眠ることで終了。
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by honnara-do | 2017-11-14 02:04 | 家族 | Trackback

手負いの獣

入院中の父は、手負いの獣みたいになっていて、医師や看護師さんや療法士さんが声をかけると「うるさい!」、さわろうとすると「ほっとけ!」、食事は「いらん!」と怒鳴ってばかりで、治療もリハビリも食事介助も出来ない状態。病院の皆さんが困っている。
現状として、父は10月あたまからほぼ食べていない状態で、生きるか死ぬかなのだ。もう栄養をどう確保するかの段階で、本当に食べられない(喉につっかえる、または気持ちが悪いなど)なら仕方がないが、もしわがままでこの状態なら、「もったいないと思います」と先生(医師)がおっしゃった。
その通りである。
かなり弱っていて、もう老衰なのかとも思ったが、兄と姉の「まだ生きれるはず」という言葉が響く。今、あきらめたらこのまま、でもあきらめなければ起死回生出来るかもしれない。
そして、今日。
朝のリハビリ、食事指導に付き添った。
説きながら励ましながら、怒鳴らないように動くように食べるように促した。
すると、少しおとなしく、前向きに動き、食べてくれた。
咳、痰はおさまってきているので、本人の気分も良くなってきているのかもしれない。

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by honnara-do | 2017-11-10 13:56 | 家族 | Trackback

九州、講演旅行!

金曜日から九州へ。講演旅行である。
まず鹿児島の新八代まで新幹線で入り、今回サポートをお願いした田中風馬さんに車で迎えに来て頂き、宮崎県小林市へ。
田中風馬さんとは、古い知り合いになるが、会ったのは数回。でも繋がっているのは、ネットの力だと思う。風馬さんは、いい児童文学も書くし、いい写真も撮る。「児童文芸」誌の表紙、ここ最近風馬さんのお写真でしたよー。
さて小林は、風馬さんの地元で、宿をそこにとってもらった……温泉付き旅館。大きなお風呂大好きの私としては、ありがたい!
で、昨日は鹿児島で講演会。
今日は、宮崎で講演会。
合間に、風馬さんにお願いして、豊かな自然を味わってきた。

父は、けっきょく入院して、治療中。
連休中(私の出張中)は、姉と兄が様子見に行ってくれていた。
今回、父の様子があまり良くなかったので、兄にも連絡したのだ。
これからは、兄にもまめに連絡を入れていこうと考えている。

鹿児島宮崎の講演、涙を流しながら聞いて下さった方がいた。
私も、介護はいまだ試行錯誤。
共に頑張っていきましょうと、思う。未来はきっと明るいはず。
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by honnara-do | 2017-11-05 19:52 | | Trackback

在宅介護への挑戦

昨日の日記のタイトルは「在宅治療への挑戦」としたが、やはり突き詰めると「在宅介護への挑戦」だと思った。

けっきょく父は昨日、入院した。
「入院」というのが家族会議での結論だった。兄の「まだ生きて欲しい、可能性にかけてみたい」という言葉が響いた。兄がいう可能性とは、大きな病院でのその道のプロたちの目が24時間ある状態での治療だった。徹底的に検査し、それに対して積極的に治療してもらう……今、在宅治療で良い方向に向かっていないのなら、違う方法を試してみるべきという考えを聞いて、そうだなと思った。

私は在宅治療派だったが、その言葉に納得したし、自宅で世話をしている利点もたくさんあると思うが、私も姉も医療のプロではないので、ふとした事を見逃したり、あるいは重要な事に気づいていないのかもしれない、そこを指摘されると、うん確かにそうだ。
訪問看護師さんが来て下さるとはいえ、1日1回の事。兄が言う24時間プロの目には、とても及ばない。
しかも私も姉も仕事をしているので、べったり父のそばにいられる訳ではない。

それで昨日は、朝から入院の段取りを整えていた。
父が納得するかどうか心配だったが、話をすると、案外すんなり受け入れてくれた。よほどしんどかったのか、昼過ぎには「早く入院したい」と言いだし、もたもたしていられない感じになってきたので、救急車を呼んだ。
朝に「入院」という言葉をきいて、父のはっていた糸がゆるんだのかなと思った。
家にいたい、家にいる限りは頑張らないとと、父は糸をはりつめていたのか。
だとしたら、それは良い事であり、また良くない事でもあるな。

デイサービスに出かける母に、父は「お母さんは、長生きしいや」なんて声をかけていたが、まだ父にも生きてもらうための入院なのだ。
入院手続き後、在宅治療を看て下さる先生の所にお話に行った。
情報提供書の提出が目的だったが、今回の入院という決断についてや、今後の事についても相談させて頂きたかった。
兄も姉も、もう父に治療の余地がないとなれば、家に帰ってきてもらい、自宅介護をと思っている。

今回、自宅介護への課題が新たに浮かび上がった気がする。
家族の考えの擦り合わせもそうだが、それだけでなく、弱った父にとって自宅があまり心地の良い場所でなかったかもしれないのが、今後の大きな課題かもしれない。
父が最終的に、早く入院したいと言い出した時、はっとした。

自分が好きに動ける状態でなく、だんだん弱ってベットから起き上がれなくなり、オムツをする事になり……そして、父は少なからず私たちに遠慮しだした。
また、自宅治療を看て下さる先生いわく、自宅で出来る治療も入院してする治療も、現段階では変わりはないといわれたが、兄と姉が不安を感じたように、父も心配になったのではないか。
要は、自宅治療・自宅介護を望んでいながら、まだその信頼関係を、あちこちしっかり築けていなかったのだと思う。

介護って、方法だけでなく、心も重要になってくるんだなあと、あらためてしみじみ。

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by honnara-do | 2017-11-01 15:05 | 家族 | Trackback