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京都新聞主催の「お話を絵にするコンクール」の課題図書に、拙作『ゆうたとおつきみ』(くもん出版)が選ばれましたー!

内定のお知らせはいただいていたのですが、発表まではブログでお知らせするのをひかえておりました。
でも、もう解禁。コンクールのサイトも出来ましたよ。
→ http://kyoto-np.jp/kp/kyo_np/info/moyoosi/books/

『ゆうたとおつきみ』は、大阪こども「本の帯創作コンクール」の課題図書にもなっています◎

いろんな家庭があって、いろんな子がいて……だから10人いれば10人のおつきみがきっとある。『ゆうたとおつきみ』をきっかけに、今までおつきみなんてしなかった子たちが、今年は夜空を見上げてくれたらいいな。○○○○のおつきみが、たくさん生まれますように。
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by honnara-do | 2011-06-12 16:12 | | Trackback

歯の絵本とタマネギ

歯の絵本を書きまして、これは電子絵本になります。
6月4日、「むしば」の日に、サイトがオープンいたしました!
自転車の絵本でもごしっしょさせてもらったオカダケイコさんのイラストが、かわいいです◎

「むしばくん、ばいばーい」のサイトはこちら→ http://www.8iku.com/

それから今日は、愛知の親戚から、とれたてのタマネギがとどきましたー。
おいしそう〜
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by honnara-do | 2011-06-04 17:07 | Trackback

土曜日のあさ、Aさんからメール。
新聞に『ゆうたとおつきみ』が載っているよって。

拙作『ゆうたとおつきみ』(くもん出版)は、今年の大阪こども「本の帯創作コンクール」の課題図書なのです◎
すでに内定のお知らせはいただいていたのですが、新聞発表は土曜日でした。見つけて、すぐに「おめでとう、よかったね」って、メールをくださったAさんに感謝。
こどもたちが本を読んで、帯のことばを考えるというおもしろいコンクール。どんな帯を作ってもらえるのか、とても楽しみです。

それから、実は『ゆうたとおつきみ』は、もう一つあるコンクールの課題図書に選ばれました◎
これは発表がまだみたいなので、まだあるコンクールとしか書けません……。
どちらも、とっても嬉しい〜
絵をつけてくださった宮尾和孝さん、編集をしてくださったTさん、版元のくもん出版のみなさんのおかげです。

あと、お知らせ。
15日発行、今月号の「本の時間」にも、「ほんなら堂のつづきの話」を書いています。今月号は、「一日だけの海」というお話ですよ。
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by honnara-do | 2011-05-31 01:49 | | Trackback

被災地に本を

震災後、すぐにたちあがった被災地に本を送ろうというプロジェクト。
集まった本は、着々と被災地の子どもたちに届いています。

杉山さん、石丸さんのプロジェクトに集まった本たちは、ジャイコフやその他、本が欲しいという避難所や幼稚園などに、お嫁入り。
まず杉山さん石丸さんの呼びかけで本が集まり→それから本が欲しい人たちが今度は、杉山さん石丸さんのところに問い合わせ→送る……という形。今後は、どこか被災地に倉庫などを借りて、そこに支援者から本を集め、そこから欲しい人に譲っていけたら、ということを杉山さんは考えてらっしゃいます。本のセンターみたいなものを作るプロジェクト。例えば、公民館に文庫を作りたい時には、そのセンターに問い合わせれば、本がもらえるのですよ。実現すればいいなあ。とてもすてきな計画◎

児童文芸家協会有志から会員Hさんにお送りした本たちも、Hさんのお力で各所にお嫁入り。

寄贈先:津波で壊滅的被害を受けた宮城県沿岸部の避難所(7か所)
亘理町  亘理高校 亘理小学校 吉田小学校 逢隈小学校
山元町  町役場避難所
丸森町  筆甫中学校(南相馬市からの避難120名)
角田市  老人福祉センター(南相馬市からの避難)

寄贈先:福島市内小学校(2か所)
飯坂町  飯坂小学校 平野小学校

そして、毎日新聞もこんなプロジェクトをたちあげられました。主催は、大阪国際児童文学館、大阪府書店商業組合、毎日新聞社、毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団です。
「いっしょだよ」プロジェクト。
http://mainichi.jp/corporate/info/news/20110426ddn001040004000c.html
これは、寄付金を集めて、本を購入し、被災地に送ろうというもの。新しい本の購入に充てる寄付金を、被災地の図書館や学校、保育所、地域文庫などに贈るそうです。
新聞が動けば、これは大きな流れになるでしょう。小さな動きには小さな動きの、大きな動きには大きな動きのよさがある。よーし、わたしもわずかだけど、寄付金送ろう。
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by honnara-do | 2011-04-27 21:42 | もの | Trackback

「本の時間」5月号

毎日新聞社の本の雑誌、「本の時間」5月号が、とどきました。
わたしは、「ほんなら堂のつづきの話」の2話めを書いています。
今号は、石川直樹さんの「東日本大震災ルポ」が巻頭作品です。
そして、エッセーでは、みなさんが震災について書かれています。これは永久保存版だと思いました。
いしいしんじさん、菅野よう子さん、山折哲雄さん、吉村萬壱さん、恩田陸さん、島田裕巳さん、須藤靖さん、蜂飼耳さん、東直子さん、町田康さん、松本健一さん、南伸坊さん、元村有希子さん、梁石日さん、霜田あゆ美さん。
執筆者は、またまたもったいないほど豪華でございますよ。
この充実ぶりで、都心の大型書店では無料配布、年間購読で送ってもらうにしも一年でたった1000円だなんて……すばらしい◎

歯の絵本の原稿、オーケーをもらいました。万歳〜
イラストは、自転車の絵本でいっしょにお仕事させていただいたオカダケイコさんに決まりました。オカダさんのイラストなら、安心です。きっとかわいくて明るくて、元気になれる絵本になる!
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by honnara-do | 2011-04-19 23:55 | | Trackback

これから

児童文芸家協会経由の「絵本・児童書」、無事に被災地の会員Hさんに届いたようです。直接Hさんからメールをいただきました。
絵本・児童書やぬり絵などは、Hさんが避難所や小学校に配って下さいました。ご自身も被災され、大変な状況の中、すばらしい行動力です。
Hさんのメールには、熱心に本を読む子どもたちの様子といまだ悲惨な被災地の様子の2枚の写真が添えられていました。写真を拝見し、本当にこれからだなと感じました。

絵本・児童書支援に協力させて下さいと、またお一人から連絡をいただきました。
うれしいです。
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by honnara-do | 2011-04-06 06:07 | もの | Trackback

感謝!

「被災地の絵本・児童書を届けよう」という計画。
現在、杉山さんのところに集まり、被災地に出発した本だけで……

おおざっぱに絵本が5000、
赤ちゃん絵本が1000、
児童書が3000、
それ以外の図鑑や
コミックが650。
計9650冊の本が
同じ大きさの140の箱に。
この十日の間に
北海道から沖縄から、
東北をのぞく全国のほとんどの県から
ちょうど一万冊の本がうちに送られたことになる。

……そうです。

本を送って下さったみなさまに感謝。
杉山さん、石丸さん、そしてこの作業に参加して下さったみなさまに感謝。
集まった本を管理、仕分け、再びダンボール箱詰め、運び出し、そしてトラックでの輸送、さらには現地で配る。という全てを、ボランティアで集まった方々がして下さいました。心から感謝!

それから、児童文芸家協会に送った本は、有志で昨日、SさんやMさんが作業し、山形のHさんのところに送って下さいました。こちらにも感謝!

被災地の復興支援にも、子どもたちの心のケアにも、引き続きよりそっていけたらと思います。
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by honnara-do | 2011-04-03 08:50 | もの | Trackback

こんなに

今日は、学生時代からの親友と梅田でランチ。近況を報告しあいました。20年つきあい続けている友だちともなると、「なぜそう決めたのか」「そうしようと思うのか」また「そうしてしまったのか」「そうしか出来なかったのか」ということを、あれこれ説明あるいは弁解しないでも、全部わかってくれる。ので、話すのがすごく楽です。わたしも彼女たちのことは、だいたいわかるつもりです。

わたしには、2グループ×2人ずつ、合計4人の同級生の親友がいます。高校時代に知り合った友だち、大学でなかよくなった友だち、そのうちの1人なんて3歳からの幼なじみです。この人たちはわたしの宝物☆4人(わたしを入れれば5人)は、みんな個性的で、それぞれの考え方を持っていて……だから職業も生き方もばらばらですが、お互いを認め合っています。わたしが一番さいごに先日37歳になって、これでみーんな37歳になりました◎これからの人生、みんなが、そしてわたしがどう生きていくのか、楽しみです。たまにこうして近況報告しながら、わいわい元気にやっていけたらいいな。
わたしにも、みんなにも、今までうれしいことも悲しいことも色々あったように、きっとこの先もたくさん色々あるんだろうけれど。わっしょいわっしょい、前向きにやっていくのだ。

帰り、お店によって、おいてもらっていた募金ビンを持ち帰りました。こんなにいっぱいになったので、明日、日本赤十字社に送ってきます! 協力して下さったみなさま、ありがとうございます◎
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by honnara-do | 2011-03-30 00:00 | もの | Trackback

折り紙なども

被災地の子どもたちに絵本を届けようという杉山さん&石丸さんのプロジェクト、着々と進んでいます。被災地に送られた絵本のダンボール箱第一便、第二便は、無事到着した模様。子どもたちに、ちゃんと届けられた様子は、石丸さんのブログで確認できます。ジャイコフ経由に先駆けて、現地ボランティアの方が小学校などに運んでくれているみたいです。感謝! 
http://soritant.exblog.jp/15720502/

今回、情報を共有しながら、絵本支援の道を探しましょうと声をかけあった方々が、次々に「送ったよ!」とご報告のメールを下さいます。絵本をダンボール箱につめる時、梱包材の変わりに、あいたスペースには折り紙やクレヨン、スケッチブック、ぬいぐるみ、お菓子などを、みなさん入れられたそうです。わたしは、そこまで気が回りませんでした〜 
みなさん、さすが。

今日またお一人、「絵本を送りたいのですが」と連絡をくださいました。
うれしいです◎
まだまだ受付中ですよ!

できたら、被災地にボランティアで入って、炊き出しとかしたいです。でも、それは叶いませんからねえ。絵本支援は今、わたしに出来ることです。
明日、2箱めを梱包しようと思っています。
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by honnara-do | 2011-03-28 02:13 | もの | Trackback

本を送ることについて

被災地に絵本児童書を送ることについて。
たぶんこのブログをご覧になっている方も、もやもやしたものがあるんじゃないかと思っていたのですが、そんなもやもやに対して、杉山さんはこう日記に書かれています。迷っておられる方は、読んでみて下さい。
支援の仕方は、いろいろあります。絵本を送ろうは、その一つ。もちろんわたしだって、医薬品、食料、ガソリンなどが優先だと思っています。

では、杉山さんの日記を貼り付けますね。

………………………………………………………………………………………☆
さて、いよいよ「絵本児童書を
被災地へ大作戦」が始まりますが
その前に
ちょっと自分なりに思うことを
書いてみます。
長いです。

☆その作戦の話は聞いたけど
それってどうなの、、どうしようかなあと
二の足を踏んでいる人に
聞いてもらおうと思って書き始めます。
する以上、大勢の人に
じょうずに巻き込まれてもらいたいと
願ってです。

☆まず、こういう運動で
注意しなければいけないのは
送る側が勝手に
自己陶酔してしまうことです。
子どもなら絵本だよね。おもちゃだな。とか
勝手に決め込んで一方的にただ送って
いいことしたつもりになってしまう人。
けっこういます。

☆でも、それを送るだけで子どもがまちがいなく
喜ぶと思うのは
たいてい大人の幻想です。

☆ぼくのまわりにも
そういう単純な偽善ぽい感じを嫌い、
そういう人といっしょにされたくないなあと
思っている
クールな部分をもちあわせた人は
大勢います。

☆そして、ぼくもまた、初め少し
及び腰だったのは
最初のよびかけに書いた通りです。

☆で、それについては
こう思います。
なにかしなきゃと思いつつ、
いい方法が浮かばない時は
ぼくは知人の提案にのろうと。
その機会を与えてもらえたことに感謝しつつ
てつだわせてもらおうと。
一番いいかどうかはわからなくても
何番目かにはいいと思えるなら
それをしようと。

☆こういうのを偽善というなら
偽善といわれてもぼくは
真っ向から否定しません。
というかできません。
なぜなら
最初から善人100パーセントの人なんていない。
これって偽善ぽいかなあ、
人のためにやってるように見せかけながら
おれ、自分のためにやっているのかなあ。
自分はずるいのかなあ。
なんて自問しつつ
しかし、そういう行動を重ねて
そのうち、なにも考えず
楽にやれるようになった人が
はたから見て善人になってるってことなんだと
思います。

☆少なくとも心の中でいくら考えても
なにも社会は変わらない。
最低限、ベタに動き出さないと
新しい展開は見えてこないのは
はっきりしています。

☆今回も今、被災地で
絶対ほしいのは
電気や食べ物やガソリンや暖房や薬と
伝わっています。
すべてもっともだと思います。

☆でも、ぼくはガソリンや薬を
手に入れて送るすべを知らないし、
そこはそこをなんとかしようとがんばっている人が
いることを信じて、
それぞれが得意分野で動けばいいと思っています。
ぼくの場合はなぜか子ども畑、書籍畑に知り合いが
多いので、
いってみればそのあたりに土地勘があって
楽に動けるんです。

☆そして、絵本や児童書が
現地で求めれているものの
二番手三番手で、
絶対ほしいものじゃないとしても
あったらいいなというものではあるとは思います。
その、ちょっとほしいもの部門を受け持つ人も
また、いた方がいいんです。

☆今回はきっと長期戦になります。
あまりに多くのものが一度に奪われ、
どう考えても、そう簡単に復興とはいかないでしょう。
そうなると、人は役に立つものだけでは
長続きしません。
本来、花を飾ったり、絵を描いたり
歌を歌ったりする変な動物です。
でも、そういう変だけど好きなことをする中で
自分の尊厳を保っていくわけで
それができないととてもつらいです。
本もまた、なくても大丈夫な人もいるけど
ないととてもつらい人もいます。
大人も子どももそう。
そこに届けられば最低限の
役割ははたされます。

☆次にどんな絵本や児童書を
送ったらいいのかという話をします。
なぜなら、絵本や児童書のすべてが
子どもの心をケアするはずもないからです。

☆絵本とはひらたくいえば
絵のある本全般のことで
その中にはおもしろいものもつまらないものもあります。
当たり前です。
それは映画でも音楽でも美術でも
なんにでもいえることです。

☆例をあげると、本好きな大人はどんな本をもらっても
嬉しいかというと
そんなはずはありません。
ぼくだって、本屋に入って
買いたい本が一冊もなくて出るのは
しょっちゅうです。
たただっていらない本のほうが
ずっと多いくらいです。
それは子どもだつて同じです。
そこのところをちゃんと押さえて
送る本を選ばないと
大人の傲慢をおしつける話になってしまいます。

aまず、こう考えたらどうでしょう。
自宅の本棚の中で
おもしろくてこれはとっておきたいなあと
思うくらいの絵本や児童書を
送るかどうかというところから考える。
子どもがいる人は
子どもと相談しながら選ぶ。

bここは絶対、大事なところです。
なぜなら心のこもったプレゼントというのは
自分がいいなあと思うものを
選ぶのが原則だからです。

c子どもがそれはだしたくないというかもしれません。
でも、そこで話し合う過程こそ
ボランティアの意味を
親子で話し合う
またとない場になるはずです。
なんなら子どもと交渉して
「なら、この本は手元に置くことにして
でも、この本は送ってあげようよ」なんて
親子で被災地に思いをはせながら
選んだらどうでしょうか?

dいいものは自分のところに
みんなとっておいて
つまらなかつたものだけ送るとしたら、その考え方は
合理的なようでいて
とても下品です。
今回の災難を乗り越えるには
みんなが少しづつ
なにかを失いあい、だしあって、
しかし、その結果、いつかみんなで
もっと大きなものを得ているかもという
長い道を行くしかないだろうと思います。

e第一、被災地はゴミ捨て場ではないし、
つまらない本ばっかりいったら
現地の子ども文化は
どうなってしまうのでしょう。

fもし、ここで向こうの子どもたちを
励ましたいと思うなら
自分がこれは名作・傑作だと思う本、
子どもがかって夢中になった本、
すぐれた作家のものだと思える本、
などなど、とにかく自分が
責任もって
勧められる本を入れていこうと
考えるものかと思います。

gこんなときこそ、
今の日本のぼくらが持っている
最良の絵本と児童書の底力に、
「現地に行けないぼくらに代わって
子どもたちを楽しませたり、
いい時間を過ごさせてやってね、頼むよ」と
願いを託すものでしょう。
そういうレベルの本がまざっていないと
力になりません。
では、その本はなにか
誰が選ぶのかといえば
もちろん、ぼくらの眼力です。

h二点目。
しかし、そう単純でないのが
絵本や児童書のおもしろいところです。
そうはいいつつも、自分にはおもしろくないけど
他の人にはおもしろいかもと思える本はあります。

iへたな本、おおあじな本、
作者と画家のひとりずもうの本、
作者の目が深いところに届いていない本というのは
誰が見てもつまらないのですが、
趣味の違いというのは確かにあります。
虫の本とか鉄道の本とか
好きな子は夢中になるけど
興味ない子には「フーン」てなもんです。
それはもう、当然です。
そのへんは主観とは別の
客観的なセンスの方を導入して
選ぶものかと思います。

j三点目。
でも、です。
これは最初の呼びかけに
「もう読まないと思う本の中で
おもしろいものを」と書きました。
ただ、「おもしろいもののみ」と書いてしまうと
冊数が少なくなってしまいそうだからです。
「もう読まない」というところを
「不要品」と受け取らないでください。
「それなりにおもしろかったけど、
もう大きくなってしまったから読まなくてもいい」と
いう意味に受け取ってください。

k絵本や児童書で大事なことのひとつは
冊数をたくさん読むことです。
ある程度の数の本を読んでいくうちに
自分の好みがなんとなくでき、
読みこめるようになり、
自分なりの名作をさがす基準もできていきます。
だから、ぼくらには子どもに名作を読んでもらいたいなあと
ひそかに思ってしまいつつ、しかし、そればかりの促成栽培では
よくないとも知っていて、広い世界を
丸ごと提供するような
複眼思考が必要になります。

lだから、具体的には
「この絵本がうちから出す目玉の本だ」というのは
「エイヤー」と、しっかり何冊かは入れてもらって、
そこそこ、これもまあ、おもしろいかなあくらいのものを
たくさん入れてください。
でないと今回の被災者も避難所も
はんぱな数ではありません。
冊数がたりないと思います。

mそれから、これはみんな書かないので
あえて書きますが、
本のとても重要な要素に
「時間つぶし」ということがあります。
そのいいかたに抵抗があるなら
「どうせなら、いい時間の流れを持つ」といっても
いいです。

nたとえば、ミステリーや時代物が好きな大人は
大勢いますが、
そういうのを電車の中で読んでいる時、
この本でなにかを吸収しようとか
メッセージを得ようなんて誰も考えていません。
ただ、どうせ同じ時間なら
心を動かしていた方が楽しいのです。
そういうところにいわゆるB級アクションものの
意味があったりします。

o絵本や児童書にはそういう要素もとてもあります。
そのへんを押さえておかないと
「みんな仲良く」だの「命は大切」だの
おもしろさ抜きで
向上心をやたら育てようと、
メッセージ性の強いものばかりを
選んでしまったりします。
これは今回の本を送る動きとは
似合わないと思います。

p(メッセージがあるものがよくないと
一律にいってるのではありません。
反論の余地のない陳腐なメッセージだと辟易とするんで
考えるに値する、メッセージなら好きなんです。
でないと、子どもは深く考えないで
「差別」と聞いたら、あ、「それはよくない」と
いっておけばいいんだなあという
処世術をメッセージとして受け取っちゃうと
思うんです)

q本はそのおかげでものがたりの世界に
こころを遊ばせていい時間が流れたというのが
まず、大事で
その上でなにか得るものがあったというなら
ラッキーってなものかと思います。

rまた、子どもが本に没入している間
親が自分の仕事をしたり
休息できるというのも
とても大きな効用です。

s一人で読むもよし、親やまわりの人に読んでもらうもよし、
大きい子に読んでもらうもよし、
まわしっこして読んでもらうもよし、
いろんな楽しみ方を作れるのも
いいところです。
一冊の本をそこにいる人たちが読みあって、
同じものがたりを共有していくというのも
とてもいいです。

tわざわざ、あたらしい本を買う必要はないとありません。
お金をだすなら、それは義援金で
だした方が全体のためだと思います。

u逆に、あんまりポロポロの本や
古い本もやめましょう。
もらった子が悲しい気持ちになります。
このへんは各人の良識でいきましょう。

v子どもはリアルとファンタジーの間を
行ったり来たりしながら
大きくなっていくものだと思いますが
今回の災厄は
子どもをあまりにリアル過多に振ってしまいました。
その現実の前にとりあえず、なすすべはありませんが
子どもにはやはり、
おもしろいものがたりの世界で、いっときでも遠い世界に
心を遊ばせて夢見てもらいたいものです。
子どもがにこにこしている顔を見ることが
大人の生きがいであったりするときも
確かにあります。

wさて、長々と書いてきました。
もちろん、これはすべてぼくが
個人的に思っているということなんで、
だからといって
送られてきた本を
ぼくが検閲してピックアップしてしまうなんてことは
一切ありません。
ご安心ください。

xでは、みなさん、絵本と児童書を
送ってください。
ほかの人にも
どうぞ、ひろめてくださいますように。
こちらの文も
よかったら
つけたしてください。
でも、これは
逆効果だと思ったら
やめてください。
そこらへんは
ご賢察にお任せします。
ぼくの書いたことの中で
ひとつでも
なるほどと思ってもらえるところがあったら
幸いです。

y今回の災厄の後始末がいつか一段落したら、
協力してくれた大勢の皆さんとどこかで
お会いできますように。

zあまりに長い文になったので
わかりにくいぞとつっこみたい方用に
段落ごとに頭に記号をつけました。
みなさんがじょうずにまきこまれてくれて、
また、他の人をじょうずにまきこんでくれて、
この作戦がうまく行きますように!
…………………………………………………………………………………………………………………☆

絵本児童書の送り先が、杉山さんのご自宅以外に出来つつあります。
名古屋や京都で、自分のところを使って下さいと名のりをあげておられる方がいらっしゃるそうです。集荷場所は、ただ今、整理中のようですが……随時情報をお伝えいたします。送りたいという方は、どうぞくすのきに、メールでご連絡下さい。あるいはここの私書箱(左下の猫の写真のネームカードをクリックして下さい)にでもオーケーですよ。
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by honnara-do | 2011-03-20 20:27 | もの | Trackback