大事な人が

大事な人が、逝ってしまいました。かけがえのない友人でした。
二十代の私の血と肉は、彼に大きく影響され、今も私の身体におさまっています。

「ちょっと、待ってよ。いなくなったら、さみしいやんか」ともんくを言いたい。「へへ」と彼は笑うだろうか……それとも「ごめんな」と哀しい顔をするだろうか。
もう叶わないとわかっていても、「戻ってきてよ」と思ってしまいます。一緒に飲もうよ。ビール飲もうよ……って、声をかけたいです。
彼はもうこの世にいないはずなのに、訃報を受けてから、ものすごくそばにいるような気がしてなりません。それで、よけいにさみしいです。この気持ち、どうしたらいいのか……うまくコントロールが出来ません。感情が高ぶっているせいか、手が震えてしまう。不思議と、まだ涙は一滴も。
泣けたら楽なのかもしれないけれど、みんなに連絡するとか、いろいろあるから。まだ泣けない。
by honnara-do | 2010-02-25 05:42 | もの | Trackback

作家・楠章子のきまぐれ*のんびりブログ*日々のささやかなことを書いていこうと思います


by honnara-do