一週間

父が退院してきて、ちょうど今日で一週間です。
まー、濃い一週間でしたあ。

まず、お世話になる小規模多機能施設との契約、訪問の打ち合わせ。
父の場合、母と違って(母は毎日デイサービス利用だけど)デイサービスは利用せず、安否確認の訪問と入浴介助訪問と病院の送り迎えをお願いすることになりました。
基本、自宅で過ごすのをフォローしてもらう感じです。
退院する時は、訪問に対して前向きだったのに、いざ家に帰ってきたら、「訪問なんていらない」と。そうはいかないよと、私は仕事に行き、ヘルパーさんには予定通り安否訪問に来て頂いたら、怒鳴って追い返してしまったらしく……(涙)
その後、父にはよーく話をして理解してもらい、入浴介助の訪問日には姉に家にいてもらって、様子を伺いながら実行。何とかその日は機嫌良く、お風呂に入ってくれたそうです。
入ってみれば気持ち良かったようで、二回目の入浴訪問の日は姉も私も不在でしたが、うまくいったみたい。
けれど、安否確認の訪問は、しばらくは「やめておく」事にしました。
やっと家でゆっくり出来ると思っていたのに、人が出入りして落ち着かないという父の言い分も、わかるので。

食事は、私が簡単なもの(そうめんやサンドイッチやオムライスなど)を一食分作り、一食分はお弁当を配達してもらう、入院の少し前にやっていたスタイルに。
小規模多機能施設のスタッフさんは、家までご飯を作りに行きましょうかと提案して下さったのですが、それは父がまたうっとうしがるので、遠慮しました。
お弁当なら、好きな時に食べることが出来るのが気楽でいいようです。
ただ、父は玄関まで取りに行けないので、配達の人には合鍵をお渡しし、今日のお弁当を冷蔵庫に入れてもらう(昨日のお弁当箱は持って帰ってもらう)ところまでお願いしました。そこまでやってくれるということで、助かります。

そして、大きな問題は、導尿なのでした。
リハビリ病院退院後、すぐに泌尿器科のある病院の方へ受診に行きました。
そうしたら、やはり膀胱には1リットルほど尿がたまっており、保留にしてきた導尿をもうやらなくてはいけない事に。
しかし、父が断固拒否してしまって、どうにもならず。
泌尿器科の先生の事を信用出来ないと言い出して、仕方なく内科のかかりつけ医のところへ、その足で向かいました。が、そこでも納得してくれず、「大丈夫なのに、病人に仕立てあげるな!」と。
受診には、ヘルパーさんも一緒に来てくれたのですが、二人とも「出て行け!」と怒鳴られる……みたいな。
けっきょく、その日は半日かかったけれど、あきらめて家に帰りました。
夜、少し落ち着いた父を、がんばって説得。「お母さんと少しでも一緒にいるために家に帰ってきたのに、リハビリもがんばったのに、このままではまた入院になって、離ればなれだよ。それでいいの?」って。父は、黙って聞いていました。
翌日、再びヘルパーさんについてきてもらって、病院へ。
検査しましたが、また1リットル近くたまっていましたので、とうとう父も現状を受け入れてくれました。
さて、家族がしなければならない導尿ですが、小規模多機能施設さんが力を尽くして下さり、訪問看護に来てもらえる事になりそうです。
いよいよアルバイトを辞めなくてはならないかとヒヤヒヤしていましたが、何とかなりそうです。
仕事は(アルバイトも含め)、介護のためという理由では辞めないと決めてやってきました。
これから先も、このスタンスは崩さないよう努力していくつもりです。

まだ導尿の段取りは組めていないのですが、今日はここまで。
by honnara-do | 2015-07-09 23:35 | Trackback

作家・楠章子のきまぐれ*のんびりブログ*日々のささやかなことを書いていこうと思います


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