大雨

父が亡くなって、明日で3週間。
私はやることはやったから泣かないと宣言していたのに、今でも父の話をすると泣いてしまう。喪失感が大きすぎて、自分でも驚いている。
やはり最期の3日間に「悔い」が残ってしまって、いけない。
誰かを責めているのではない、だからこそやり場のない感情に途方にくれている。
転院は仕方なかった、でも……転院3日で亡くなったことが、どうしても仕方なかったよねと思えないのだ。
その日、亡くなる運命だったとしても、慣れた人たちの中で逝かせてあげたかった。
私たちが病院に着いた時、父の息はすでに絶えていた。
気難しく頑固な父が、8ヶ月のうちにやっと看護師さんや先生に心を許し、安心して過ごしていたのに、そんな人たちから離れ、さぞ不安だったことだろう。
守ってあげれなかった、知らない人ばかりの転院先で、一人で逝かせてしまった。
少し安定していたとはいえ、救急車で運び、新しい病院ではまた半日さまざまな検査をしなければならなかった。そんなこと、あの状態でさせたくなかった。

お母様を病気で亡くした親友が、そういう「悔い」を、世の中の人はみんな、抱えて生きているんじゃないかなと言った。自分もそうだしって。
ああ、そうなんだなあ。
生きていくというのは、そういうものを抱えていくということなんだなあ。

ところで、雨の被害がすごい。
祖父と父の故郷で、うちのお墓がある愛媛県宇和島市の吉田町が、大変なことになっている。浸水し、山崩れが起き、孤立した状態なのだ。
水も確保出来ないまま、救助を待っている人がいる模様。
ニュースになっていないのが問題で、ツイッターで個人が「見捨てないで!」「助けて下さい!」と呼びかけている。
ツイッターで、町の人が拡散している画像を見る限り、何度も歩いた町は、川になってしまっている。船で救助しているようである。
心配。父もきっと心配していると思う。

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by honnara-do | 2018-07-07 22:43 | 家族 | Trackback

作家・楠章子のきまぐれ*のんびりブログ*日々のささやかなことを書いていこうと思います


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