30年ぶりに

尼崎市園田での講演会、無事に終了しました!
若いママさんがたくさん来て下さいました。
今日の講演が実現したのは、むかーしの創作仲間さんが声をかけて下さったのが始まりです。

むかーしというのは、なんと私が高校生だった時。絵を描くのが好きで絵本教室に通っていた17歳の私は、そこで知り合ったIさんに「お話書くのが好きなら、同人誌入らへん?」と誘われ、同人誌って何? と思いつつ見学へ。「若い子大歓迎!」とさらに誘われ、そのまま入会しました。園田に拠点がある「赤い実」という同人誌です。

作りたいのは絵本やけど、お話なら何でも書くの好きやしええかーって、まあ、軽いノリでの入会でしたが、書いたものが活字になり、同人のみなさんに読んで頂けるのが楽しくて、大学三回生ぐらいまで活動していました。
が、大学でゼミが始まり、就職活動もしなくてはならず、だんだん同人誌からは離れてしまいました。さらに大学卒業後は、劇団の脚本に熱中し、児童文学は書かなくなりました。
そして「赤い実」のみなさんとは疎遠なまま、月日が流れ……

拙作「ばあばは、だいじょうぶ」が少し話題になった事で、約30年ぶり!に赤い実のTさんが連絡を下さって、講演をさせて頂く事になった次第です。

講演終了後、約30年ぶりに赤い実のみなさんと喫茶店でお茶を飲みました。
高校生の私が書いた拙いお話を覚えていて下さって、感激しました。あれ、良かったよね、いいお話やったよねと褒めてもらい、高校生の時も可愛がってもらったけれど、今日もかわいがってもらいました・涙。

高校生の私は、児童文学作家になりたいなんてちっとも思っていなくて、日本画家か陶芸家か絵本作家になりたかった。
運命とは不思議なものやなあ。
30年の間に色々あったよなあーなんて思いながら、バスにゆられて帰ってきました。

次は、9月29日(日)
愛知県豊田市の 本のメグリア本店 さんで、お話と読み聞かせをしますよ!

by honnara-do | 2019-09-03 19:16 | 講座 ・ 講演 | Trackback

作家・楠章子のきまぐれ*のんびりブログ*日々のささやかなことを書いていこうと思います


by honnara-do